JAXA(宇宙航空研究開発機構)宇宙科学研究所の小惑星探査機「はやぶさ2」は、小惑星リュウグウで採取したサンプルを地球に届けるべく地球に接近中です。サンプルを収めたカプセルは2020年12月6日(日本時間)にオーストラリアのウーメラに着地する予定になっています。
地球に近づきつつあるその「はやぶさ2」を、ハワイ、マウナケア山頂にある日本の「すばる望遠鏡」がとらえた画像が公開されました。ハワイ現地時2020年11月20日午前0時過ぎ(日本時間20日午後7時過ぎ)に撮影されたものです。「はやぶさ2」は撮影時、地球から約580万kmの距離に位置しており、カシオペヤ座の方向に24.6等級の光の点として観測されました。
画像は、すばる望遠鏡に搭載された超広視野主焦点カメラ「ハイパー・シュプリーム・カム」で撮影されたものです。中央付近の小さな点が「はやぶさ2」です。「はやぶさ2」の動きに合わせて追尾しているため、背景の星が線状に映っています。
Image Credit: 国立天文台
(参照)すばる望遠鏡