「花見」にちなんで名付けられた準惑星ケレスの平原 | アストロピクス

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「花見」にちなんで名付けられた準惑星ケレスの平原

NASA(アメリカ航空宇宙局)のドーン探査機がとらえた、準惑星ケレス(セレス)の北半球にある「ハナミ平原」の画像です。「ハナミ」は、日本の春の花見にちなんで名付けられたものです。幅555km以上におよぶ平原です。

画像右下にはオッカトル・クレーターが映っています。このクレーターに見られる明るく白い部分は、ほとんどが炭酸ナトリウムの堆積物です(参考記事:準惑星ケレスの明るい点は地下からの塩水が原因だった!)。オッカトル・クレーターの上側に筋状の地形が見られますが、これは大きなクレーターが形成された際の放出物が衝突してできた小さなクレーターの連なりです。

画像は2015年6月15日に撮影されました。画像には幅約420kmの範囲が映っています。

Image Credit: NASA/JPL-Caltech/UCLA/MPS/DLR/IDA

(参照)Planetary Photojournal