準惑星ケレスにある六角形のクレーター | アストロピクス

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準惑星ケレスにある六角形のクレーター

小惑星帯にある準惑星ケレス(セレス)のFejokooクレーターを、NASA(アメリカ航空宇宙局)のドーン探査機がとらえた画像です。縦に二つ並んでいるうちの下側がFejokooクレーターです。

Fejokooクレーターの直径は68km。地殻に亀裂があり、クレーターの縁がその亀裂に沿って直線状になったため六角形になったとみられています。ケレスには多角形のクレーターがよくみられます。そのほとんどは六角形か七角形ですが、中には九角形のものもいくつか発見されています。

なおケレスのクレーターには、世界各地の農耕の神々にちなんだ名前が付けられています。Fejokooクレーターは、ナイジェリアの神にちなんで付けられた名前です。

ドーン探査機は2015年5月4日にこの画像を撮影しました。

Image Credit: NASA/JPL-Caltech/UCLA/MPS/DLR/IDA

(参照)Planetary Photojournal