
この画像に映っているのは、ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた「りゅうこつ座イータ星」です。地球から8000光年の距離にあります。この星は太陽の100倍の質量があると推定されており、太陽の約500万倍のエネルギーを放射しています。
りゅうこつ座イータ星は1840年代、大爆発により南天で最も明るい星の一つになりました。その爆発の際に放出された物質が、星の両側で泡状に広がっています。
ハッブル宇宙望遠鏡の打ち上げ35周年(2025年4月24日)に向けて、NASA(アメリカ航空宇宙局)は「35 Years of Hubble Images」と題して、これまでハッブル望遠鏡が撮影してきた画像から各年1枚ずつ選んで紹介しています。冒頭の画像はその第7弾です。
(参考)りゅうこつ座イータ星で、これまで知られていなかったガスの存在が明らかに
(参考)「35 Years of Hubble Images」記事一覧
Image Credit: Jon Morse (University of Colorado), and NASA