ロゼッタ探査機が到着翌日にとらえたチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星 | アストロピクス

ロゼッタ探査機が到着翌日にとらえたチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星

この画像は、ESA(ヨーロッパ宇宙機関)の彗星探査機ロゼッタが、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星の核をとらえたものです。2014年8月7日に104kmの距離から撮影されました。ロゼッタ探査機は、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に到着(8月6日)した直後にこの画像を撮影しました。

チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星の核は、大小2つの塊がくっついたような形をしています。この画像では、上半分に小さな塊、下半分に大きな塊が映っています。

上半分の小さな塊には崖に似た平行な線状の地形が見えています。一方、下半分の小さな塊には、滑らかな地形やごつごつした地形など、多様な地形が見られます。両者をつなぐ「首」の部分は滑らかで、岩が散在しているのが見えています。

2004年に打ち上げられたロゼッタ探査機は、10年後の2014年8月にチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星を周回する軌道に入りました。その後、2年にわたり観測を続け、2016年9月30日に核へ着陸してミッションを終了しました。

Image Credit: ESA/Rosetta/MPS for OSIRIS Team MPS/UPD/LAM/IAA/SSO/INTA/UPM/DASP/IDA (CC BY-SA 4.0)

(参照)European Space Agency | FlickrPlanetary Photojournal