土星表面でうねる雲の波

この画像はカッシーニ探査機が土星の大気をとらえたものです。可視光で見ると、木星と比べて土星の表面はあまり模様が目立ちません。ただこの画像は近赤外線を中心とした波長で撮影された擬似カラー画像で、土星の雲が流れて、まるでブラシを勢いよく動かして描いた絵のような外観になっている様子が映っています。

土星の雲は、緯度によって異なる速度で、また異なる方向へ動いていきます。そのため雲どうしが接する場所では乱流が発生し、境界に沿って波のような構造が見られるようになります。また上の画像では、土星の縁に沿って上層大気の霞が映っています。

画像は2017年5月18日にカッシーニ探査機の狭角カメラで撮影されました。727ナノメートルを中心としたフィルタを通して撮影された画像を赤、750ナノメートルの画像を青、またそれらの画像の中間画像を作成してそれを緑に割り当ててカラー合成したものです。撮影時、カッシーニ探査機は土星から約120万キロメートルの距離に位置していました。

Image Credit: NASA/JPL-Caltech/Space Science Institute

(参照)Planetary Photojournal

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