2つの銀河が衝突してできた不規則な形の銀河NGC 7727 | アストロピクス

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2つの銀河が衝突してできた不規則な形の銀河NGC 7727

2つの銀河が衝突・合体してできたと考えられている銀河NGC 7727。NGC 7727は、みずがめ座の方向、8900万光年の距離にあります。ESO(ヨーロッパ南天天文台)のVST(VLTサーベイ望遠鏡)で撮影された画像です。

NGC 7727は、約10億年前に2つの銀河が衝突してできたと考えられています。とてつもなく大規模な衝突現象によってNGC 7727の形は非常に不規則なものになり、またまるで尾のように星々が外側へと伸びているのも確認できます。

画像は、VST-ATLASサーベイの一環として可視光で撮影されたものです。VST-ATLASサーベイは、満月の約1万9000個分もの南天の広大な領域の地図を作成することです。それによりダークエネルギー(暗黒エネルギー)の正体に迫ろうとしています。

画像は2021年11月29日にリリースされた、ESOの「今週の1枚(Picture of the Week)」です。

Image Credit: ESO/VST ATLAS team. Acknowledgement: Durham University/CASU/WFAU

(参照)ESO