
アメリカ、ファイアフライ・エアロスペース社の月着陸機「ブルーゴースト」が3月2日17時34分(日本時)、月面の危機の海にあるラトレイユ山付近への軟着陸に成功しました。着陸機が安定して直立していることも確認されています。
画像は、月面への着陸成功後、最初に撮影されたもので、ブルーゴーストのスラスターとともに月面が映っています。
ブルーゴーストミッションは、NASA(アメリカ航空宇宙局)のCLPS(Commercial Lunar Payload Services、商業月面輸送サービス)の一環で行われています。CLPSは、NASAが観測機器などの小型ペイロードの月面への輸送サービスを、民間企業に有償で委ねるものです。ブルーゴーストには、NASAの10のペイロードが搭載されています。
ブルーゴーストは今後14日間にわたり、掘削や塵の収集、X線撮影など月面での活動をスタートします。3月14日には、地球が太陽を隠す日食の画像を撮影する予定になっています。
(参考)月着陸船「ブルーゴースト」が100km上空からとらえた月の映像
Image Credit: Firefly Aerospace