ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた相互作用銀河Arp 300 | アストロピクス

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ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた相互作用銀河Arp 300

この画像に大きく映る2つの銀河は、あわせて「Arp 300」と呼ばれています。大きい方の渦巻銀河UGC 05029と、小さい方の渦巻銀河UGC 05028は、互いの重力で影響を与え合い相互作用しています。

UGC 05028は非対称で不規則な構造をしています。UGC 05028の南東側に見える明るい塊は、合体しつつある別の小さな銀河の残骸かもしれません。

一方、大きな方のUGC 05029には、はっきりとした渦巻構造がみられ、またUGC 05028に面した側に高温の青色巨星が複数みられます。活発な星形成は、おそらく2つの銀河の間の相互作用によるものと考えられています。

Image Credit: NASA, ESA, J. Dalcanton (University of Washington), and R. Windhorst (Arizona State University); Processing: Gladys Kober (NASA/Catholic University of America)

(参照)NASA