標高4200mでとらえた星々の軌跡と巨大望遠鏡から伸びるレーザー光 | アストロピクス

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標高4200mでとらえた星々の軌跡と巨大望遠鏡から伸びるレーザー光

この画像は、ハワイ島のマウナケア山頂付近を長時間露光で撮影したものです。夜空には星々の軌跡が、地上にはいくつかの望遠鏡のドームが映っています。望遠鏡をつなぐ道は自動車のライトの灯りで明るく見えています。

中央右に見えるジェミニ北望遠鏡や、中央左に見えるケック天文台、さらにそのすぐ左のすばる望遠鏡からは、空に向かって放たれたレーザー光が伸びています。レーザー光は各望遠鏡の補償光学システムの一部で、大気のゆらぎを測定するために使われます。その測定値をもとにリアルタイムで可変形鏡を制御することで大気のゆらぎを補正できます。

画像は、NSF(アメリカ国立科学財団)のNOIRLab(アメリカ光学・赤外天文学研究所)から2023年5月24日に「Images of the Week」として公開されたものです。

Image Credit: International Gemini Observatory/NOIRLab/NSF/AURA/J. Chu

(参照)NOIRLab