ハワイ島のマウナケア山頂付近に並ぶ望遠鏡群の奥に、天の川がほぼ水平に近い角度で流れているのが映っています。マウナケア山頂付近には日本の「すばる望遠鏡」など、世界各国の望遠鏡が設置されています(すばる望遠鏡はこの画像では見えていません)。
画像の中央付近にはさそり座が見えており、1等星の赤い星アンタレスも映っています。その左には、へびつかい座。これら2つの星座の領域には、色鮮やかな星雲が点在しています。
画像の右の方には、ケンタウルス座アルファ星、ベータ星が並んで映っているほか、南十字も見えています。ケンタウルス座アルファ星は三重星系で、太陽に最も近い恒星であるケンタウルス座プロキシマが含まれています。南十字の右には、カリーナ星雲が赤く輝いています。
画像は、NSF(アメリカ国立科学財団)のNOIRLab(アメリカ光学・赤外天文学研究所)から2024年9月11日に「Images of the Week」として公開されたものです。画像には、NOIRLabが運用するジェミニ北望遠鏡が見えています。
Image Credit: International Gemini Observatory/NOIRLab/NSF/AURA/T. Slovinský
(参照)NOIRLab