火星の表面をとらえたこの画像には、暗い筋がたくさん映っています。これは火星の南半球の初夏の時期に発生した「ダストデビル(塵旋風)」が通過した跡です。NASA(アメリカ航空宇宙局)のマーズ・グローバル・サーベイヤーがとらえた画像で、2003年に公開されました。画像の幅は約3kmです。
マーズ・グローバル・サーベイヤーは1996年11月7日に打ち上げられ、翌97年9月12日に火星の周回軌道に入りました。2006年11月21日に通信途絶するまで観測を続けました。
Image Credit: NASA/JPL/Malin Space Science Systems