ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた星形成領域NGC 1333の一部 | アストロピクス

ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた星形成領域NGC 1333の一部

この画像はハッブル宇宙望遠鏡がとらえたもので、星形成領域NGC 1333の一部が映っています。ペルセウス座分子雲の中にあるNGC 1333は、地球から約950光年の距離にあります。

画面右側で明るく見えている部分は空洞になっており、そこに扇のような形をした反射星雲が見られます。扇の要の付近に明るい2つの星、HBC 340(下)とHBC 341(上)が見えます。それらの星からの恒星風によって物質が吹き払われて空洞ができました。

反射星雲は、ガスや塵が近くの星からの光を散乱して輝きます。画像に映る反射星雲は時間とともに明るさが変動することがわかっています。それはHBC 340とHBC 341の明るさが変動するためだと見られています。

それらの2つの星は「オリオン変光星」と呼ばれるタイプの変光星です。これは恒星フレアや恒星表面からの物質の放出などによって明るさが不規則に変化する、形成中の星の一種です。この画像にはほかにもいくつかオリオン変光星が映っています。

画像の左端近くのやや明るい領域に、2本の暗い筋が両方向へ伸びているのが映っています。それは原始惑星系円盤と、円盤が星雲に落とす影です。

画像は2026年1月13日にNASA(アメリカ航空宇宙局)から公開されました。

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Image Credti: NASA, ESA, K. Stapelfeldt (Jet Propulsion Laboratory) and D. Watson (University of Rochester); Processing: Gladys Kober (NASA/Catholic University of America)

(参照)NASA