国際宇宙ステーションから見た「サハラの目」(2025年1月撮影) | アストロピクス

国際宇宙ステーションから見た「サハラの目」(2025年1月撮影)

この画像はISS(国際宇宙ステーション)から撮影されたもので、「リシャット構造」と呼ばれる同心円状の地形が映っています。リシャット構造は、アフリカのモーリタニア中央部にあります。

リシャット構造はサハラ砂漠にあることから、「サハラの目」「アフリカの目」などとも呼ばれています。直径が40〜50kmあり、地球の周回軌道から見ても目立つことから、スペースシャトルやISSで昔からしばしば撮影されてきた定番スポットの一つです。アストロピクスでもこれまで、リシャット構造の画像は数多く紹介してきました。

円形の構造をしていることから、かつては隕石衝突によってできたと考えられたこともありました。しかし実際には、隆起した後に風や水によって侵食されて形成されたと考えられています。

(参考)「リシャット構造」画像紹介記事一覧

Image courtesy of the Earth Science and Remote Sensing Unit, NASA Johnson Space Center

(参照)Gateway to Astronaut Photography of Earth