ISS(国際宇宙ステーション)から見た北極域のオーロラ(2024年11月10日撮影)

この画像はISS(国際宇宙ステーション)から撮影されたもので、下で紹介する動画のもとになった画像の1枚です。宇宙から北極域のオーロラがとらえられています。2024年11月10日7時52分ごろ(GMT)に撮影されました。

こちらの動画は、およそ20分間にISSから撮影された1197枚の画像をまとめたタイムラプス映像です。最初の場面は7時42分28秒、最後の場面は8時2分21秒に撮影された画像です。

最初の場面では地球の縁に沿って大気光がうっすらと輝いています。映像が始まるとすぐに、画面右からオーロラが見えてきます。低い高度のオーロラは緑に、高い高度のオーロラは赤く輝いています。オーロラはゆらめきながら画面左へと流れていきます。

映像の最後に出てくる夜景は、カナダのモントリオールやケベックシティなどと思われます。また宇宙には星々のほかに、人工衛星と思われる光の点が行き交っているのも映っています。

動画の元になった画像は、北太平洋(北緯47.5度、西経154.9度)上空から北アメリカ大陸上空を経て、大西洋(北緯25.4度、西経61.1度)上空にかけて撮影されたものです。

(参考)「ISSからのタイムラプス映像」記事一覧

Image courtesy of the Earth Science and Remote Sensing Unit, NASA Johnson Space Center
映像作成: Noriaki Okamoto

(参照)Gateway to Astronaut Photography of Earth