ISS(国際宇宙ステーション)から見たアメリカ東部の夜景(2024年6月29日撮影)

ISS(国際宇宙ステーション)から撮影されたこの動画には、主にアメリカ東部の夜景が映っています。2024年6月29日、太平洋上空からメキシコ〜メキシコ湾上空を経由し、アメリカ東部の上空へと移動するISS(国際宇宙ステーション)から撮影されました。

動画の冒頭、画面右側で地平線から明るい月が昇ってきます。月の高度が上がるとともにメキシコの夜景が見えてきます。月がさらに昇っていくにつれて、雲や海面をほんのりと照らし出し、一方でアメリカ、フロリダ半島などの夜景が現れます。さらに北上していき、動画の後半ではニューヨークの夜景も見えてきます。最後は画面左で太陽が昇ってきたところで動画は終了します。

動画は、2024年6月29日6時13分43秒から6時26分40秒(GMT、以下同じ。日本時間はプラス9時間)までの約13分の間に撮影された1796枚の画像から作成したタイムラプス映像です。

こちらは、動画の元になった画像の1枚です(動画はトリミングしています)。6時22分47秒にアメリカ、アラバマ州上空から撮影されたものです。

アメリカ東部の夜景が映っており、奥にはニューヨークの夜景も見えています。画面右では月明かりが海面に反射し、画面左では地平線から太陽が昇りかけています。夜空には、画面左寄りの地平線付近にプレアデス星団が見えており、中央付近には火星が赤く映っています。

Image courtesy of the Earth Science and Remote Sensing Unit, NASA Johnson Space Center
映像作成: Noriaki Okamoto

(参照)Gateway to Astronaut Photography of Earth