NASA(アメリカ航空宇宙局)の探査機オシリス(オサイリス)・レックスは、小惑星ベンヌで採取した岩石サンプル(試料)が入ったカプセルを9月24日に届ける予定です。9月17日、そのカプセルの着地地点を調整するために、ごく短時間のスラスター噴射を行い、探査機の軌道を微調整しました。それにより地球に対する探査機の速度が秒速3ミリメートル変化しました。
この微調整により、カプセルの着地予測地点は東に12.5キロメートルほど移動し、アメリカ、ユタ州にある国防総省の試験訓練地域内の着陸エリアの中央になったとのことです。
サンプルが入ったカプセルは24日、地表から約10万2000キロメートル離れたところから放出され、その4時間後に大気圏へ突入します。大気圏突入から約13分後に着地する予定です。
(参考記事)9月24日、オシリス・レックスが採取した小惑星の試料が地球に到着!
Image Credit: NASA’s Goddard Space Flight Center/CI Lab