白色矮星パルサーを含む連星系を新たに発見

白色矮星パルサーと赤色矮星からなる連星系の想像図。白色矮星パルサーからのビームが周期的に赤色矮星に当たることで、連星系が一定の間隔で明るくなります。Image Credit: M. Garlick/University of Warwick/ESO
白色矮星パルサーと赤色矮星からなる連星系の想像図。白色矮星パルサーからのビームが周期的に赤色矮星に当たることで、連星系が一定の間隔で明るくなります。Image Credit: M. Garlick/University of Warwick/ESO

ウォーリック大学などからなる国際的な研究チームにより、白色矮星パルサーを含む連星系が新たに発見されました。

白色矮星は通常、惑星ほどのサイズの小さく高密度な天体です。太陽程度の質量の星の燃料が尽き、外層を失って形成されます。白色矮星は当初は高温ですが、時間とともに冷えていきます。

新たに発見された白色矮星パルサーは「J191213.72-441045.1(J1912-4410)」。地球から733光年の距離にある連星系は、白色矮星と赤色矮星が4時間強で公転しています。白色矮星は地球と同程度のサイズながら太陽と同程度の質量をもっており、5分強(地球の約270倍の速さ)で自転しています。

白色矮星から周期的に放たれる荷電粒子のビームが、白色矮星の自転に伴い一定間隔で伴星に当たることで、連星系全体が明るくなったり暗くなったりを繰り返します。これは強い磁場によるものですが、強い磁場の原因については分かっていません。

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同様の連星の2例目の発見

ウォーリック大学などの研究チームが白色矮星パルサーを含む連星系を発見したのは今回が2例目です。2016年には「さそり座AR星」が、白色矮星パルサーと赤色矮星からなる連星系であることを発見しました。

研究チームは今回、さそり座AR星系と似た特性を持つ系に焦点を当て、いくつかのサーベイのデータを使って候補天体を見つけました。数十の候補天体の中から、さそり座AR星と非常によく似た光の変化を示す候補を発見。その後、地上と宇宙の両方から、多くの望遠鏡を使ってこれらの追跡調査を行いました。

(参照)University of Warwick