この画像は、NASA(アメリカ航空宇宙局)の小惑星探査機NEARシューメーカーが小惑星エロスをとらえたものです。2000年9月21日、上空約100kmからとらえた4枚の画像をモザイク合成したもので、エロスの南半球にある直径5.3kmの大きなクレーターの南西部をカバーしています。
画像左上から右下にかけてみられる尾根には多数のクレーターが重なり合っています。これはその尾根が古い地形であることを示しています。
1996年2月に打ち上げられたNEARシューメーカーは、2000年2月14日にエロスを周回する軌道に入り、2001年2月まで観測を続けました。
Image Credit: NASA/JPL/JHUAPL