この画像は、巨大な輝線星雲IC 1396の中にある暗黒星雲「IC 1396A」をとらえたものです。IC 1396Aはその形から「象の鼻星雲(Elephant Trunk Nebula)」とも呼ばれています。
輝線星雲IC 1396は、中心付近にある高温の大質量星HD 206267の放射によりガスが電離して輝いています。象の鼻星雲は大質量星の放射に耐えて残った部分で、内部には生まれたての星が存在しています。
画像は、アメリカ、キットピーク国立天文台の口径4mメイヨール望遠鏡で撮影されました。
Image Credit: T.A. Rector (University of Alaska Anchorage) and H. Schweiker (WIYN and NOIRLab/NSF/AURA)
(参照)NOIRLab