土星大気の微かな模様と透けて見えるリング

この画像は、土星探査機カッシーニが狭角カメラで土星をとらえたものです。2004年7月30日に撮影されました。画像下半分では、赤道と平行に微かに色が変化している土星の大気が映っています。

画像上の方に土星のリングが見えています。土星のリングは非常に薄く、場所によっては向こう側が透けて見えます。画像に映るリングで土星にいちばん近い部分はCリングです。細い糸のように見えており、奥にある土星本体が透けて見えています。また画像上端付近には「カッシーニの間隙」と呼ばれるリングの隙間があり、そこでも土星本体が見えています。カッシーニの間隙は、AリングとBリングの間を隔てる幅およそ4800kmの隙間です。

太陽光はリングの下から当たっており、Cリングやカッシーニの間隙を通して土星本体に落ちる影も見えています。Cリングの影は細い線のようになっているのが分かります。カッシーニの間隙から見える土星大気は、やや青みがかっています。

撮影時、カッシーニ探査機は土星から760万kmの距離に位置していました。

Image Credit: NASA/JPL/Space Science Institute

(参照)Planetary Photojournal