ナイル川の河口付近に広がるナイル・デルタ。宇宙からとらえた衛星画像では通常、ナイル・デルタは緑豊かな色をしています。しかしNASA(アメリカ航空宇宙局)の地球観測衛星テラが2024年1月7日にとらえたこの画像では、デルタ地帯のほぼ全域が霧に覆われているのが映っています。
デルタ地帯に霧がかかるのは、主に秋から冬にかけてとのこと。冬の霧は通常、午前中に発生して数時間続くこともあります。風が弱く、相対湿度が高く、気温が10〜15℃のときに発生しやすいとのことです。
画像はNASA Earth Observatoryで、2024年1月10日の「Image of the Day(今日の1枚)」として紹介されたものです。
Image Source: NASA’s Earth Observatory