この画像は、地球から約440万光年の距離にある矮小不規則銀河「ろくぶんぎ座A」をとらえたものです。アメリカ、キットピーク国立天文台の口径4mメイヨール望遠鏡で撮影されました。ろくぶんぎ座Aは、天の川銀河やアンドロメダ銀河などとともに局所銀河群を構成する銀河の1つです。画像には若い星々とともに超新星残骸なども映っています。
ろくぶんぎ座Aのような矮小不規則銀河は、渦巻銀河や楕円銀河のような一定の形状を持っていません。比較的小さく、大きな銀河との接近や衝突によって歪みやすい銀河です。ろくぶんぎ座Aは特に小さな銀河で、さしわたし5000光年ほどしかありません。
この画像は、NSF（アメリカ国立科学財団）のNOIRLab（National Optical-Infrared Astronomy Research Laboratory）から2021年6月30日にリリースされた「Images of the Week」です。
Credit: KPNO/NOIRLab/NSF/AURA、Data obtained and processed by: P. Massey (Lowell Obs.), G. Jacoby, K. Olsen, & C. Smith (AURA/NSF)、Image processing: T.A. Rector (University of Alaska Anchorage/NSF’s NOIRLab), M. Zamani (NSF’s NOIRLab) & D. de Martin (NSF’s NOIRLab)
（参照）NOIRLab
