ケック天文台

星・星雲・星団

観測史上最も重い中性子星を発見 伴星を「食べて」重くなった「ブラックウィドウパルサー」

天の川銀河で最も早く回転する中性子星の一つである、1秒間に707回転するパルサー「PSR J0952-0607」が、伴星を食い尽くす過程でこれまで観測された中で...
太陽系外惑星

生まれたばかりの太陽系外惑星を、すばる望遠鏡で直接撮像して発見

ハワイ島、マウナケア山頂にある「すばる望遠鏡」などを用いて、生まれたばかりの太陽系外惑星「2M0437b」が発見されました。系外惑星の多くは、主星である恒星の観...
木星

50年来の謎が解けた!? 木星の高層大気の異常高温の原因はオーロラだった

木星の高層大気での赤外線の輝きの様子を、可視光画像の上に重ねて描いた想像図。温度の高い方から低い方へ、白、黄、オレンジ、赤で表示されています。Credit: J...
星・星雲・星団

観測史上最小、最大質量の白色矮星を発見!

観測史上、最も小さく、最も質量の大きな白色矮星が発見されました。この白色矮星は質量の小さな2つの白色矮星が合体してできたもので、直径約4300km、太陽の1.3...
超大質量ブラックホール

観測史上最遠最古のクエーサーと超巨大ブラックホールを発見!

これまで知られている中で最も遠方にある(最も古い)クエーサーが発見されました。今から130億年以上前、ビッグバンから6億7000万年後の宇宙で観測されたクエーサ...
銀河宇宙

134億光年! 最遠の銀河までの距離を確定

東京大学の柏川伸成教授らの研究グループは、おおぐま座にある「GN-z11」という銀河が134億光年彼方にあることを確定しました。これまで観測された銀河の中で最も遠い距離です。GN-z11はハッブル宇宙望遠鏡によって発見された銀河で、おそらく134億光年の距離にあると推測されていましたが、正確な距離は測定されていませんでした。
超大質量ブラックホール

合体途上の2つの超大質量ブラックホールを発見!

宇宙では銀河どうしが衝突・合体する現象がしばしばみられます。銀河中心には超巨大ブラックホールがあり、その質量は太陽の数百万〜数十億倍にもなります。超巨大ブラック...
銀河宇宙

110億年前の宇宙に「炎のリング」。銀河衝突でできた環状銀河を発見

ビッグバンから30億年後、約110億年前の宇宙で、炎のリングのようにみえる銀河が発見されました。上の画像は、その銀河の想像図です。 「R5519」と名付けられたこの銀河は、巨大なドーナツのような形をした環状銀河です。ハワイにあるケック天文台の分光データと、ハッブル宇宙望遠鏡の画像から、R5519の構造が特定されました。質量は天の川銀河とほぼ同じですが、「天の川銀河の50倍もの割合で星が形成されています。星形成の活動は、リング部分で生じています」と研究チームのTiantian Yuan氏は述べています。
彗星

恒星間天体ボリソフ彗星の最新画像 〜 11月24日、ケック天文台で撮影

クリミアのアマチュア天文学者Gennady Borisov氏によって2019年8月30日に発見されたボリソフ彗星(2I/Borisov)は、2017年に発見され...