アルマ望遠鏡 | アストロピクス

アルマ望遠鏡

星・星雲・星団

惑星形成中の円盤で地球の海の3倍以上の量の水蒸気を発見

アルマ望遠鏡での観測によって、惑星が形成されつつある若い星の周囲の円盤で大量の水蒸気が発見されました。水は地球に存在する生命の重要な成分であるだけでなく、惑星形成にも重要な役割を果たしていると考えられています。これまでは、惑星形成に最も適した安定した低温の円盤の中で、水がどのように分布しているかを観測することはできていませんでした。
星・星雲・星団

若い星のまわりの円盤を銀河系以外で初めて発見!

アルマ望遠鏡の観測により、天の川銀河の伴銀河(衛星銀河)である大マゼラン銀河で、若い星のまわりにあるガスと塵の円盤が発見されました。若い星のまわりの円盤が、天の...
星・星雲・星団

アルマ望遠鏡、運用開始以来の最高解像度を実現し死にかけた星を観測

この画像は、「うさぎ座R星」をアルマ望遠鏡の最高解像度でとらえたものです。うさぎ座R星は地球から約1535光年の距離にある恒星進化の末期にある星です。 画像は5...
星・星雲・星団

アルマ望遠鏡、惑星形成前夜の原始惑星系円盤をとらえた

太陽系には8つの惑星があり、また太陽以外の星の周りでも数多くの惑星が発見されています。それらの惑星は、生まれて間もない恒星の周りにある原始惑星系円盤の中で、ガス...
銀河団

最遠方の原始銀河団の銀河密集領域を、ウェッブ望遠鏡&アルマ望遠鏡で観測!

銀河どうしが密集する環境では、そうでない場合よりも星の生死のサイクルが急速に進むことが知られています。これは「環境効果」と呼ばれています。国際研究チームがジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡とアルマ望遠鏡を用いて、131.4億光年かなたの原始銀河団の中の銀河が密集している「コア領域」を観測。銀河から塵が検出され、環境効果が存在していたらしいことがわかりました。
銀河宇宙

ダークマターの小規模なゆらぎを初検出 アルマ望遠鏡の観測

近畿大学などの研究チームは、アルマ望遠鏡を使って110億光年の距離にあるクエーサー「MG J0414+0534」を観測。手前の銀河の重力レンズ効果のみから計算されるクエーサーの位置などとのずれから、ダークマターの小規模なゆらぎを明らかにしました。
星・星雲・星団

重力不安定による巨大ガス惑星の形成現場を初観測か

この画像に映っているのは、いっかくじゅう座の方向、5000光年の距離にある「いっかくじゅう座V960(V960 Mon)」という若い星です。ESO(ヨーロッパ南...
太陽系外惑星

太陽系外の巨大惑星と同じ軌道をまわる「トロヤ群」天体を発見か

スペイン、アストロバイオロジーセンターのOlga Balsalobre-Ruza氏らの国際研究チームは、太陽系外で同じ軌道を共有する2つの天体を発見した可能性があると発表しました。太陽系以外の惑星系でも、同じ公転軌道を共有するトロヤ群の天体が存在することは理論的に予測されていました。ただ実際の観測例はこれまでありませんでした。
銀河宇宙

アルマ望遠鏡が132億年前の銀河で見た星々の揺りかごと墓場

アルマ望遠鏡を用いて、132億年前の銀河MACS0416_Y1が、これまでにない高い解像度でとらえられました。その画像には、暗黒星雲や輝線星雲、そして超新星爆発...
星・星雲・星団

惑星はいつ誕生する? アルマ望遠鏡で惑星形成の最初期段階をとらえた

星形成過程のどの段階で惑星系が形成されるのか。その問いに答えるべく、アルマ望遠鏡を使って、星形成開始から1万〜10万年程度の初期段階にある原始星周囲の円盤の系統...
星・星雲・星団

大質量星は軽い「星の種」から生まれる!?

大質量星を作ると期待される、大質量で高密度の39の雲39をアルマ望遠鏡で観測し、雲に埋もれた「星の種」を800個以上検出。大質量星形成のメカニズムが小質量星とは異なること、大質量のコアより高密度のコアのほうが大質量星に成長する可能性があることが示唆されました。
銀河宇宙

宇宙初期の銀河に星の材料を送り込むガス流を発見 「宇宙網」とも連結!?

アルマ望遠鏡の観測から、宇宙誕生15億年後ごろの銀河「4C 41.17」に流れ込む、炭素原子が豊富な低温のガス流が明らかになりました。流れ込むガスの量は毎年数百個の新しい星を形成できるほど。これは「4C 41.17」でこれまで観測された星形成の速度と一致します。
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