降下中の着陸機フィラエから撮影されたチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星 | アストロピクス

降下中の着陸機フィラエから撮影されたチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星

チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星を観測したESA(ヨーロッパ宇宙機関)のロゼッタ探査機には、着陸機「フィラエ」が搭載されていました。フィラエは2014年11月12日、史上初めて彗星への着陸に成功しました。

フィラエは切り離されてから7時間後に彗星に着陸しました。画像は、降下中のフィラエから撮影されたチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星です。フィラエは約3kmの高度から、この画像を撮影しました。着陸予定場所が1ピクセルあたり3mの解像度で映っています。

ロゼッタ探査機は2004年3月に打ち上げられ、2014年8月にチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星を周回する軌道に入りました。フィラエによる彗星への着陸は、到着から約3か月後のことでした。

Image Credit: ESA/Rosetta/Philae/ROLIS/DLR

(参照)ESA