ジュノー探査機が40回目の最接近時にとらえた木星の雲と嵐 | アストロピクス

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ジュノー探査機が40回目の最接近時にとらえた木星の雲と嵐

この画像は、木星のうねる雲をNASA(アメリカ航空宇宙局)の木星探査機ジュノーがとらえたものです。2022年2月25日、ジュノー探査機が40回目の木星最接近(PJ40)を行った際に撮影されました。

ジュノー探査機は、この画像を撮影した当時、43日間で木星を1周していました。ジュノーの軌道は木星に最接近するたびに変化し、最接近の地点は少しずつ北の方へ移動します。最接近地点が北に動くにつれて、北半球で撮影された画像の解像度は着実に向上します。画像は北緯54度の上空、高度6652kmから撮影されたもので、木星の雲や嵐の詳細が映し出されています。

ジュノー探査機は木星に最接近するたびに、搭載しているジュノーカムというカメラで木星表面を撮影しています。そのデータは一般に公開され、誰でも処理することが可能です。この画像は市民科学者のKevin M. Gill氏が、ジュノーカムの生データ(raw data)をもとに作成したものです。色やコントラストが強調されています。

Image Credit:
Image data: NASA/JPL-Caltech/SwRI/MSSS
Image processing: Kevin M. Gill CC BY 3.0

(参照)Planetary Photojournal