口径39mの超大型望遠鏡建設地で撮影された星空と天の川のパノラマ | アストロピクス

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口径39mの超大型望遠鏡建設地で撮影された星空と天の川のパノラマ

ESO(ヨーロッパ南天天文台)では現在、口径39mの主鏡をもつ超大型望遠鏡ELT(Extremely Large Telescope)の建設を進めています。この写真はELTの建設地である南米チリのセロ・アルマゾネスの山頂から撮影されたものです。そこはアタカマ砂漠の中心部に位置し、標高3046mの高地にあります。光害が最小限に抑えられており、すばらしい星空を鮮明に見ることが可能です。

写真中央には天の川のアーチが映っています。アーチの右下側、地平線のそばには大マゼラン銀河と小マゼラン銀河が見えます。また天の川のアーチの右半分にはケンタウルス座α星や南十字、カリーナ星雲などが映っています。画像左半分には、さそり座のアンタレス、わし座のアルタイル、こと座のベガなどが見えています。

画像は2021年4月12日にリリースされたESOの「今週の1枚(Picture of the Week)」です。

Image Credit: ESO/P. Horálek

(参照)ESO