国際宇宙ステーションから見た「サハラの目」(2022年8月21日撮影) | アストロピクス

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国際宇宙ステーションから見た「サハラの目」(2022年8月21日撮影)

ISS(国際宇宙ステーション)から撮影されたこの画像に映るこの同心円状の地形は「リシャット構造」と呼ばれています。アフリカのモーリタニア、サハラ砂漠の一角にあることから「サハラの目」「アフリカの目」などとも呼ばれます。画像は2022年8月21日に撮影されました。

リシャット構造の直径は40〜50kmほど。かつては隕石衝突によってできたクレーターと考えられていました。ただ実際にはクレーターではなく、隆起した後に風や水によって侵食されて形成されたものだとみられています。

リシャット構造は宇宙から見て目立つこともあり、ISSからの定番の撮影スポットの1つとなっています。宇宙から撮影されたリシャット構造の写真は、これまでアストロピクスでもいくつも紹介してきました。

Image Credit: NASA

(参照)NASA Images and Video Library