この写真はISS(国際宇宙ステーション)から撮影されたもので、高層大気に浮かぶ「夜光雲」と呼ばれる雲が映っています。オホーツク海上空のISSから、2022年7月12日に撮影されました。
私たちがふだんみる雲は、高度10~十数kmまでの対流圏で発生します。地球の大気圏は、対流圏の上に成層圏があり、さらにその上に中間圏、熱圏があります。夜光雲は「極中間圏雲」とも呼ばれ、中間圏と熱圏の境界の中間圏界面付近で生じる、氷からなる雲です。
地平線の下に沈んだ太陽が照らすことで、写真のように淡く輝く夜光雲を見ることができます。
Image Credit: NASA