府県レベルの面積の巨大氷山が南大西洋の島に接近 | アストロピクス

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府県レベルの面積の巨大氷山が南大西洋の島に接近

画像右上に見えるのは南大西洋に浮かぶ島、サウスジョージア島です。長さは150kmほどで、面積としては鳥取県や奈良県と同じくらいの大きな島です。画像は、そのサウスジョージア島に近づく巨大な氷山を、2020年11月15日から25日にかけてヨーロッパの地球観測衛星コペルニクス・センチネル1がとらえたものです。

2017年7月、南極のラーセンC棚氷が割れて史上最大級の氷山が出現しました。それから3年後の現在、「A-68A」と呼ばれるその巨大氷山は海流に乗って外洋を漂っています。11月25日の画像は、A-68Aの頭端がサウスジョージア島からわずか255kmのところにあることを示しています。島に接近、到達した場合、生物に大きな影響を与える可能性があります。

Image Credit: contains modified Copernicus Sentinel data (2020), processed by ESA

(参照)ESA