この画像に映っているのは、ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた棒渦巻銀河NGC 1087です。NGC 1087は、くじら座の方向、地球から8000万光年離れたところにあります。
NGC 1087の直径は8万7000光年で、天の川銀河よりひとまわり小さな銀河です。中心部の棒状構造は他の棒渦巻銀河と比べると短く、銀河全体の渦巻構造に沿うように塵の帯が暗く伸びています。明るいピンク色の領域は星形成領域です。青い領域には、高温の若い星が存在しています。
画像は、2023年10月5日にNASA(アメリカ航空宇宙局)から公開されました。
Image Credit: NASA's Hubble Space Telescope, ESA, R. Chandar (University of Toledo), and J. Lee (Space Telescope Science Institute); Processing: Gladys Kober (NASA/Catholic University of America)
(参照)NASA Science