2020年6月〜7月、アジア各地を豪雨が襲った

2020年(令和2年)7月上旬、西日本から東日本にかけて記録的が豪雨が襲い、九州地方では熊本県を中心に大きな被害が発生しました(「令和2年7月豪雨」)。

気象庁の発表によれば、比較可能な全国964のアメダス地点を対象として、2020年7月上旬(1日~10日)に観測された降水量を1982年以降の旬ごとの値と比較したところ、降水量の総和はこれまでで最も多い値となりました。また1時間降水量50mm以上の発生回数も、これまでで最も多い回数となりました。

そのような豪雨の発生は、日本だけではありません。冒頭の図は、2020年6月1日から7月20日までの降水量を示したものです。人工衛星からのリモートセンシングによる推定値です(※)。最も濃い赤色の部分は、この期間の合計降雨量が1000mmを超えた場所を示しています。

インドでの降水量が多く、WMO(世界気象機関)によれば、インドの中央部、北部、北東部の多くの地域で通常より150mm多い雨が降ったとのことです。中国では中南部から東部にかけて、6月初旬以降に頻繁に大雨が発生しました。上の図を見ると、ミャンマーでも降水量が多かったことが分かります。

(※)GPM(全球降雨観測計画)のプロダクトであるIMERG(Integrated Multi-Satellite Retrievals for GPM)からのリモートセンシングによる推定値

NASA Earth Observatory image by Joshua Stevens, using IMERG data from the Global Precipitation Mission (GPM) at NASA/GSFC. Story by Kathryn Hansen.

https://earthobservatory.nasa.gov/images/147006/excessive-monsoon-rains-flood-asia