ハワイ、マウナケア山頂で見たネオワイズ彗星 | アストロピクス

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ハワイ、マウナケア山頂で見たネオワイズ彗星

2020年7月7日(ハワイ時間)の明け方に、ハワイ島のマウナケア山頂付近で撮影されたネオワイズ彗星(C/2020 F3)。国立天文台ハワイ観測所職員の田中壱さんが、すばる望遠鏡での観測を終えて下山中に北東方向の空を撮影した画像です。

画像中央にネオワイズ彗星が見えており、その右にすばる望遠鏡のドームが映っています。すばる望遠鏡の右にはケック望遠鏡のドームも見えています。空には、ぎょしゃ座の星々が映っています。

ネオワイズ彗星が昇ってくるところを撮影した動画では、前半にぎょしゃ座のカペラも映っています。

ネオワイズ彗星は2020年3月27日に赤外線天文衛星NEOWISEによって発見され、2020年7月3日に近日点(太陽に最も近づく点)を通過しました。ネオワイズ彗星は7月上旬は未明の北東の空、中旬以降は夕方から夜早い時刻にかけての北西の空に現れますので、機会があれば空を見上げてみてはいかがでしょうか。

なおこのページで掲載した画像は解像度を落としてあります。元の高解像度の画像をご覧になりたい方は、すばる望遠鏡のページをご覧ください。

Image Credit: 撮影:田中壱/クレジット:国立天文台

https://subarutelescope.org/jp/news/topics/2020/07/08/2870.html