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2025年1月29日に、南米チリにあるESO(ヨーロッパ南天天文台)パラナル天文台からアトラス彗星(C/2024 G3)を撮影した画像。ESOの「今週の画像(Picture of the Week)」として2025年2月3日にESOのウェブページに掲載された画像の1枚です。
彗星の核(本体)は塵が混じった雪の塊です。太陽に近づくと、太陽の熱で氷が昇華してガスや塵が放出されます。太陽光の圧力や太陽風によって、小さな塵やガス(イオン)が太陽とは反対方向へ流されることで長い尾が作られます。画像では、アトラス彗星の複数の尾が映し出されています。
アトラス彗星(C/2024 G3)は1月13日に近日点(太陽に最も近づく点)を通過しました。最接近時には太陽からわずか1300万kmのところを通過しました。
(参考)
日没直後、西の地平線に沈みつつあるアトラス彗星(C/2024 G3)
カラフルな空に長い尾をなびかせたアトラス彗星(C/2024 G3)
南米チリ、ESOパラナル天文台で撮影されたアトラス彗星(C/2024 G3)
「アトラス彗星(C/2024 G3)」記事一覧
Image Credit: A. de Burgos Sierra/ESO
(参照)ESO