WIYN望遠鏡とともに映る天の川と北天の星座の星々

この画像は、アメリカのキットピーク国立天文台(KPNO)で撮影されたもので、WIYN 3.5m望遠鏡の上空に天の川が映っています。WIYN 3.5m望遠鏡には、星の動きを高精度に測定する分光器「NEID」が設置されており、太陽系外惑星の探索などが行われています。

画面左側で最も明るく輝いているのは、おおいぬ座のシリウスです。その右側、WIYN 3.5m望遠鏡の左上にはオリオン座が見えています。ベテルギウスが赤く輝き、オリオン大星雲も映っています。オリオン座でぼんやりと赤く輝いている領域は、オリオン座分子雲複合体の一部です。望遠鏡の右上には、おうし座のプレアデス星団(すばる)が見えています。天の川の上、画像上端付近には、ふたご座のポルックス(左)とカストルが並んでいます。

画像は、NSF(アメリカ国立科学財団)のNOIRLab(アメリカ光学・赤外天文学研究所)から2023年8月16日に「Images of the Week」として公開されたものです。

Image Credit: KPNO/NOIRLab/NSF/AURA/P. Horálek (Institute of Physics in Opava)

(参照)NOIRLab