ハッブル宇宙望遠鏡がとらえたアンドロメダ銀河の大パノラマ 35 Years of Hubble Images(Year 25) | アストロピクス

ハッブル宇宙望遠鏡がとらえたアンドロメダ銀河の大パノラマ 35 Years of Hubble Images(Year 25)

この画像に映っているのは、ハッブル宇宙望遠鏡がとらえたアンドロメダ銀河(M31)です。

ハッブル宇宙望遠鏡は1990年4月24日に打ち上げられました。NASA(アメリカ航空宇宙局)はハッブル宇宙望遠鏡の打ち上げ35周年(2025年4月24日)に向けて、これまでハッブルが撮影してきた画像から、「35 Years of Hubble Images」と題して各年1枚ずつ選んで紹介しています。アンドロメダ銀河をとらえたこの画像は2015年に公開されたもので、25年目の画像として紹介されています。

アンドロメダ銀河は地球から約250万光年の距離にあります。それほど離れているにもかかわらず、ハッブル宇宙望遠鏡は個々の星が分解できるほどの性能を持っています。画像には1億を超える数の星が映し出されています。

画像は「PHAT(Panchromatic Hubble Andromeda Treasury)」という観測プログラムで得られたデータから作成されました。PHATでは、ハッブル望遠鏡に搭載されているACS(掃天観測用高性能カメラ)とWFC3(広視野カメラ3)を使って近紫外線、可視光、近赤外線でアンドロメダ銀河が撮影されました。

なお2025年1月に、アンドロメダ銀河のさらに広範囲をカバーしたモザイク画像が公開されました。この動画は、その画像を4K画質で紹介したものです。この画像についての詳細は「ハッブル宇宙望遠鏡がとらえたアンドロメダ銀河の超高精細画像」をご覧ください。

(参考)「35 Years of Hubble Images」記事一覧

Image Credit: NASA, ESA, J. Dalcanton, B.F. Williams, and L.C. Johnson (University of Washington), the PHAT team, and R. Gendler

(参照)NASA(1)(2)