VLT補助望遠鏡の頭上に輝く夜空に輝く大マゼラン銀河と小マゼラン銀河 | アストロピクス

VLT補助望遠鏡の頭上に輝く夜空に輝く大マゼラン銀河と小マゼラン銀河

この画像は、ESO(ヨーロッパ南天天文台)が「今週の1枚(Picture of the Week)」として2025年11月10日に公開したものです。南米チリにあるESOパラナル天文台で撮影されたもので、地上にはVLT(超大型望遠鏡)の可動式補助望遠鏡(AT)が見えており、夜空には私たちがすむ天の川銀河の伴銀河である大マゼラン銀河(下)と小マゼラン銀河(上)が輝いています。また地平線近くの空は大気光によって淡く色づいています。

画像右下には人が暗く映っています。ESOによると、この画像の構図は宇宙の広大さと人間のシルエットを対比させたものだと、画像を撮影した写真家Julien Looten氏が説明しているとのことです。

なおVLTは、口径8.2mの四つの望遠鏡(UT)と、口径1.8mの四つのATで構成されています。ATはUTとともに、超大型望遠鏡干渉計(VLTI)として機能します。

(参考)
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Image Credit: J. Looten/ESO

(参照)ESO