アリゾナの夜空に流れる「ふたご座流星群」 | アストロピクス

アリゾナの夜空に流れる「ふたご座流星群」

この画像には、天の川を背景に、ふたご座流星群が映っています。画像はアメリカ、アリゾナ州にあるキットピーク国立天文台(KPNO)で撮影されたもので、NSF(アメリカ国立科学財団)のNOIRLab(アメリカ光学・赤外天文学研究所)から2025年4月2日に「Images of the Week」として公開されました。

流星群は、彗星が残した塵が地球の大気に突入することで発生します。流星群の母天体は彗星が多いのですが、毎年12月に発生するふたご座流星群では、小惑星ファエトン(フェートン、3200 Phaethon)が母天体だとみられています。ファエトンは1.43年で公転する地球近傍小惑星です。

地上にはKPNOのマクマス-ピアス太陽望遠鏡が映っています。この望遠鏡は2017年に運用を終了し、現在は2025年半ばの一般公開を目指してアウトリーチのための施設に改装中です。

(参考)「流星群」記事一覧

Image Credit: KPNO/NOIRLab/NSF/AURA/R. Sparks

(参照)NOIRLab