ISS(国際宇宙ステーション)から見た大小マゼラン雲

この画像はISS(国際宇宙ステーション)から撮影されたもので、中央やや上に大マゼラン銀河、左上に小マゼラン銀河が映っています。2024年8月6日11時28分ごろ(世界時、以下同じ)、Expedition 71(第71次長期滞在)のマシュー・ドミニク飛行士が撮影しました。撮影時、ISSは南米チリ沖合の太平洋上空に位置していました。

大マゼラン銀河と小マゼラン銀河はどちらも、私たちがすむ天の川銀河の周りをまわる衛星銀河(伴銀河)です。大マゼラン銀河は地球から約16万3000光年、小マゼラン銀河は約21万光年の距離にあります。画像には、大マゼラン銀河や小マゼラン銀河のほかに、数多くの星々が写し出されています。大マゼランの右下の方にある明るい星は、りゅうこつ座の1等星カノープスです。

こちらは、冒頭の画像の前後に撮影された画像を使って作成したタイムラプス映像です。8月6日11時24分15秒から11時39分9秒までの15分ほどの間に撮影された446枚の画像をもとに作成しました。

Image Credit: NASA

(参照)NASA Images and Video LibraryGateway to Astronaut Photography of Earth