この画像に映っているのは、アルテミス1ミッションのオリオン(オライオン)宇宙船が飛行6日目の2022年11月21日に撮影した月です。オリオン宇宙船の光学航法カメラで撮影されました。
月面の中央やや上に「東の海」と呼ばれるクレーターが映っています。東の海は、地球から見ると月の端に位置する三重のリング構造をしたクレーターです。月面左側の陰になっている部分が月の地球側、明るい部分は月の裏側です。月の裏側には「海」と呼ばれる暗い領域がほとんどありません。
光学航法カメラは、地球と月を撮影して宇宙船の位置を決定するために使われます。今回のミッションでは、その有効性を証明するため、今後に向けたデータが収集されています。
参考記事:「オリオン宇宙船が飛行4日目に光学航法カメラで撮影した月」「アルテミス1、打ち上げから帰還までの予定」
Image Credit: NASA