NEARシューメーカーが小惑星エロスで見たかつての衝突の名残

この画像は、NASA(アメリカ航空宇宙局)の小惑星探査機NEARシューメーカーが小惑星エロスをとらえたものです。2000年9月5日、高度約100kmから撮影されました。

画像上部には、岩が散在する領域を取り囲む、こぶ状の地形がみえています。これはおそらく、かつての衝突クレーターの名残だろうと考えられています。表面にかすかにみえる溝状の地形は、別の小天体と衝突した際に形成されたとみられています。

1996年2月に打ち上げられたNEARシューメーカーは、2000年2月14日にエロスを周回する軌道に入り、2001年2月までエロスで観測を続けました。

Image Credit: NASA/JPL/JHUAPL

(参照)Planetary Photojournal