センチネル2がとらえたキリバスのタラワ環礁 | アストロピクス

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センチネル2がとらえたキリバスのタラワ環礁

キリバス共和国のタラワ環礁を、ヨーロッパの地球観測衛星コペルニクス・センチネル2がとらえた画像です。

キリバス共和国は太平洋の赤道付近にある33の環礁からなる島国です。島々は約350万平方kmの海洋に広がっていますが、総面積はわずか800平方kmです。

長さ約35kmのV字形の岩礁に囲まれた大きなラグーンからなるタラワ環礁は、オーストラリアとハワイのほぼ中間に位置しています。キリバスの首都があり、国の人口10万人の半分以上がここに住んでいます。画像右下には、キリバスの玄関口であるボンリキ国際空港が映っています。

キリバスは世界で最も海抜の低い国の一つです。多くの環礁やサンゴ礁の島々は海抜2m以下で、海面上昇の影響を非常に受けやすい国です。

Image Credit: contains modified Copernicus Sentinel data (2020), processed by ESA, CC BY-SA 3.0 IGO

(参照)ESA