この画像は、土星探査機カッシーニが土星の北極周辺をとらえたものです。いずれも2016年12月2日に撮影されたもので、各画像の上側にはリングも映っています。
これらの画像は、4種類の分光フィルターで見たものです。それぞれのフィルターは異なる波長の光をとらえるために使われ、異なる高度の雲や靄(もや)が映し出されています。
左上は紫(420ナノメートル)、右上は赤(648ナノメートル)、右下は近赤外(728ナノメートル)、左下は赤外(939ナノメートル)の光に感度をもつフィルターが使われています。
画像撮影時、カッシーニ探査機は土星から約64万km離れたところに位置していました。
Image Credit: NASA/JPL-Caltech/Space Science Institute