カザフスタンにある色とりどりの湖をISSから撮影 | アストロピクス

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カザフスタンにある色とりどりの湖をISSから撮影

この写真はISS(国際宇宙ステーション)から撮影されたもので、カザフスタンの草原にある色とりどりの湖が映っています。

赤い色合いをしているのはAralsor湖で、その上には縦長のZhalnak湖が濃い緑色に見えています。Aralsor湖の東西方向の幅は15kmほどです。画面左上に映る蛇行したAshiozek川が、これらの湖に水を運んでいます。

湖の色の違いは生息する微生物の違いによるものです。この地域の湖では水が蒸発し塩分濃度が高くなると、塩分を好むさまざまな種類の微生物が繁殖します。塩分濃度や水温によって繁殖する微生物は異なります。また湖の水深によっても色調は変化します。右下に見える小さな湖が白いのは、塩が露出しているためとみられます。

写真は2022年6月15日に撮影されました。NASA Earth Observatoryで、2022年10月30日の「Image of the Day(今日の1枚)」として紹介された写真です。

Image Source: NASA’s Earth Observatory

(参照)NASA Earth Observatory