今年の夏、日本では猛暑に襲われましたが、暑かったのは日本だけではありませんでした。NASA(アメリカ航空宇宙局)は9月15日、2023年の夏は1880年以降、記録上最も高温だったと発表しました。
NASAによると、今年6〜8月の全球気温は、これまでの最高記録より0.23℃高く、1951〜1980年の夏の平均よりも1.2℃高かったとのことです。
1880年以降の気温の推移
NASAからは、今年の夏が最も暑かったことや最近の温暖化の傾向を示す画像や動画がいくつか公開されました。その一部を紹介します。
1951〜80年を基準とし、それに対する気温の差を、1880年から2023年8月までグラフにしたものです。気温が次第に高くなってきた傾向を読み取ることができます。また動画の最後、2023年6月、7月、8月が、これまでで最も気温が高くなっていることがわかります。Credit: NASA's Goddard Space Flight Center
上の動画と同じデータを、らせん状のグラフにしたもの。上と同じく、1951〜80年を基準とし、それに対する気温の差を、1880年から2023年8月までグラフにしています。Credit: NASA's Goddard Space Flight Center
こちらは1880年以降の毎年の夏(6〜8月)の気温を、1951〜80年の平均と比較したグラフです。2023年夏が、平均との差が最も大きくなっていることがわかります。Credit: NASA Earth Observatory/Lauren Dauphin