2億1400万年前の隕石衝突でできた、カナダにある直径72kmのマニクアガン・クレーター

この画像に映っているのは、カナダのケベック州南部にあるマニクアガン・クレーターです。このクレーターは、今ら2億1400万年前の中生代三畳紀の終わりごろ、直径5kmほどの小天体が衝突して形成されました。衝突直後の直径は約100kmだったと推定されていますが、その後、氷床によって侵食されたり削られたりして、現在では直径72kmになっています。クレーターは水や氷で覆われています。

マニクアガン・クレーターは「ケベックの目」とも呼ばれます。リング状の地形は、その大きさゆえ宇宙から確認することも容易です。ISS(国際宇宙ステーション)からも、しばしばこのクレーターの写真が撮影されてきました。

クレーター自体は非常に古い時代に形成されたものですが、リング状に水をたたえるようになったのは20世紀になってからです。1960年代にダムが完成する以前は、クレーターの両側に三日月形の湖が二つありました。ダムによって水が堰き止められたことで、やがてリング状の湖ができたのです。

画像は、地球観測衛星テラに搭載されたMODIS(中分解能撮像分光放射計)で2022年1月20日に撮影されました。NASA Earth Observatoryの「今日の1枚(Image of the Day)」として2022年2月4日に紹介された画像です。

Image Credit: NASA’s Earth Observatory

(参照)NASA Earth Observatory