トンガの海底火山ホームリーフの噴火 | アストロピクス

トンガの海底火山ホームリーフの噴火

南太平洋のトンガにある海底火山「ホームリーフ」の噴火が、2022年9月10日以来続いています。噴火開始から11時間後には、新しい島が海面上に現れました。画像は地球観測衛星ランドサット9が9月14日に撮影した自然色画像です。火山から噴煙が上がり、また周囲の海が変色しているのが映っています。

政府機関のトンガ地質サービス(Tonga Geological Services)の9月21日の発表によれば、過去24時間に9回の噴火(うち1回は灰噴火)、過去48時間では16回の噴火(うち2回は灰噴火)がありました。また新島の大きさは南北182メートル、東西173メートル、面積は約2万4000平方メートルになっているとのことです。

ホームリーフではこれまで4回の噴火が記録されています。1852年と1857年の噴火では小さな島が一時的に形成され、1984年と2006年の噴火では高さ50〜70メートルの断崖を伴う島が一時的に形成されました。

冒頭の画像はNASA Earth Observatoryで、2022年9月21日の「Image of the Day(今日の1枚)」として紹介されたものです。

Image Source: NASA’s Earth Observatory

(参照)NASA Earth ObservatoryTonga Geological Service