この写真は、野口聡一さんら4人の宇宙飛行士が搭乗したクルードラゴン宇宙船が地球への帰還時に大気圏へ再突入したときのようすを、ISS(国際宇宙ステーション)からとらえたものです。クルードラゴン「レジリエンス号」が空力加熱により高温となり、まるで流れ星のように輝いています。
レジリエンス号は高度5500mまで降下した後でパラシュートを開いて減速し、5月2日午15時56分(日本時間)にメキシコ湾に着水しました。アメリカ東部夏時間では午前2時56分で夜間の着水となりました。
こちらの写真にはレジリエンスとともに地上の街明かりも映っています。
写真を撮影したのは、星出彰彦さんとともにクルー2ミッションでISSに向かったESA(ヨーロッパ宇宙機関)のトマ・ペスケ飛行士です。ペスケ飛行士はこれらの写真を投稿した一連のツイートで「生涯忘れられない光景」などとコメントしています。
(2021年5月5日追記)ここで紹介していない写真を別記事で紹介しています。
Credits: ESA/NASA–T. Pesquet