ウェッブ望遠鏡がとらえた「宇宙の崖」を3次元的に視覚化した映像をNASAが公開! | アストロピクス

ウェッブ望遠鏡がとらえた「宇宙の崖」を3次元的に視覚化した映像をNASAが公開!

2022年7月に、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の初のフルカラー画像が公開された際、画像の1枚に「宇宙の崖(Cosmic Cliffs)」と呼ばれる領域をとらえたものがありました。映像は、その宇宙の崖を3次元的に視覚化したものです。

宇宙の崖はガム31(Gum 31)星雲の一部で、この星雲には若い星団NGC 3324が存在しています。NGC 3324の星々からの紫外線と恒星風によって、ガム31には泡のような空洞が形成されています。宇宙の崖は、その空洞の端の一部です。

密度の高い部分が侵食に耐えて残り「山」を形づくっています。その「山」の端からは、紫外線を受けて星雲から流れ出した高温の電離ガスと塵が、まるで蒸気のように立ち昇っているのが映っています。

(参考)ウェッブ望遠鏡がとらえた星形成領域の「宇宙の崖」(宇宙の崖の画像の紹介記事です)

Credits: NASA's Universe of Learning
Producer: Greg Bacon (STScI)
Director: Frank Summers (STScI)
Visualization: Greg Bacon, Ralf Crawford, Joseph DePasquale, Leah Hustak, Danielle Kirshenblat, Christian Nieves, Joseph Olmsted, Alyssa Pagan, Frank Summers (STScI)

(参照)Webb Space Telescope